ADHDの人は社会で生きていけるのか?
普通の人というとどんな人をイメージするでしょうか。
常識があって、人間関係を構築できる人という人がいます。
しかし、常識の幅は広いものです。
日本の常識は海外に行けば非常識になる場合もありますし、そもそも普通という言葉が非常にあいまいな言い方です。
ADHDの人にとって現代社会はすごく住みにくいと言えます。
なぜなら、何でも普通という定規で測られてしまうからです。
村社会で農村の仕事の場合は、大きな問題にならなかったことでしょう。
しかし、都市化になり、人間関係が希薄になった現代では上手に人と付き合っていくことが求められます。
ADHDの人にとってはそれが難しいのです。
人によって程度の差がありますので、問題なく生活することが出来る人もいれば、困難を経験する人もいます。
個人差は無視できませんが、それでもADHDの人は社会で生きていくことは可能です。
自分にできることを見つけることが大切になってきます。
どんな小さなことでもいいので、自分に出来ることを探します。
出来ることが増えると自然と自信が付いてくるでしょう。
小さな積み重ねが大事だと言えます。
都市部は苦手だけど田舎は大丈夫だという人もいます。
限界集落などは若者がいないので、働き手を必要とされているのです。
そのような場所では、自分を必要としている人がいるということで、自尊心を持つことができるのです。
日本にこだわる必要もありません。
自分に合った国や地域は必ずあるものです。